当院について
当院はたかが鼻水されど鼻水の診療の信条から耳鼻咽喉科疾患はいわゆる風邪症候群による鼻漏での鼻の処置を大事にし症例によって鼻洗浄等を駆使しながら副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎を早期に軽快させるよう努めています。それは小児も成人に対しても過多の、長引く鼻汁は耳、のど、場合によって眼、脳に影響しますので早目に軽快させる必要があります。当院は特に副鼻腔炎(蓄膿症)、アレルギー性鼻炎、中耳炎の治療を中心にめまい、難聴、咽喉頭痛、耳鼻咽喉科範囲の悪性腫瘍の早期発見など耳鼻咽喉科専門医のこだわりを持って耳鼻咽喉科一般診療を幅広くしております。しかるに画一とされた処置、投薬に終わらず、耳・鼻・のどの中の状態をじっくりと観察し症状経過と状態把握を十分に考慮し治療決定をしております。加えて耳鼻咽喉部の原因が全身の他症状になっていたり、逆に内科的、外科的な病気が耳鼻咽喉部の症状になっている場合も多く常にフレキシブルな診方に心がけています。 また当院で不可能な検査が必要とか、治療の疾患と診断した場合には福山医療センター、市民病院、川崎医大病院、堀病院などに速やかに紹介いたします。
各症状の健康相談
主な診療疾患と治療
インフルエンザ罹患に対して
当院はインフルエンザ診断キットを使ってインフルエンザの診断をしますが治療に対して抗インフルエンザ薬を単純に出すだけではなく患者様の鼻・のどの症状の状態により適当な薬剤を追加することによって症状をなるべく長引かさないよう考慮して処方します。
スギ花粉症舌下免疫療法に特にお勧めの方
A 花粉症の薬がどれも効果がない、或いはどの薬を飲んでも眠気
がある人の中で
①2~3年後高校、大学などの受験をひかえていて受験期にス
ギ花粉症の重なるお子様。
②一日仕事で車の運転が多い人。
B 数年以内に妊娠の希望や予定はないが将来に妊娠した際に薬が
使えないかが不安な方。
C まだ若いのでこれからずっと毎年花粉症に悩むと考えると心配
な方。
※スギ舌下免疫療法はスギ花粉飛散期に開始することは出来ません。
新規例は5月下旬から12月上旬までの期間に開始です。
スギ花粉症に対しての抗IgE抗体療法(ゾレア注射)について
重症・最重症のスギ花粉症に対して2月から4月末限定で抗IgE抗体オマリズマブ(ゾレア)を皮下注射する治療を行うことができます。抗アレルギー内服薬・点鼻薬治療、レーザー治療、舌下免疫療法などを行っても効果がない場合にこの治療の方法も選択肢にあります。ただこの治療には厳密な適応を調べるための準備が必要で注射をする前に3回以上の通院をしていただき飛散期に注射が可能かどうかを花粉飛散期前の2月上旬までに検査が必要です。また治療費がかなり高額な条件も加わってきます。(保険適応です)しかし毎年スギ花粉症で今までの治療ではとてもお困りで高額な治療費がかかっても何とかしたい方はご相談下さい。